大学生の終わりの頃にやってくる一大イベントが就職活動です。
この就職活動の結果によっては今後の人生が大きく変わってくるので、まさにビッグイベントといえるでしょう。就活で自分が志望している企業から内定が欲しいと誰もが思っています。
では、大学生時代のアルバイトをこの就活にうまく利用できないでしょうか?今回はアルバイトと就活の関係、そしてアルバイトは果たして就活に役立つのかという点について解説していきます。
もくじ
就活におけるアルバイト経験
就活で必ず聞かれることが学生時代の経験や自己PRです。
大学生の経験なんてたかが知れていますし、ものすごい体験をしている人なんて滅多にいないので数少ない経験の中から自己PRなどを組み立てていくことになります。
この時に、アルバイトは非常に頼りになる経験です。そもそも経験の数自体があまり多くないので、アルバイトの経験があるだけでも自己PRなどが組み立てやすくなります。
もちろん、アルバイト以外に堂々とアピールできるポイントがあるという人はアルバイト経験がなくても全く問題ありません。ただ、「面接官の中にはアルバイトは何をやっていましたか?」と聞いてくる人もいます。
別にやっていなくても問題ありませんが、それだけ大学生とアルバイトは密接な関係があると思われているということです。
私も何度か聞かれた記憶がありますが、あまり深く突っ込まれなかったので心配する必要はありません。
就活を意識したアルバイトはおすすめ
特に目立った経験をしそうもないという大学生は、就活を意識したアルバイトをオススメします。就活を意識したアルバイトとは、大きく3つのタイプに分けられます。
志望業界でアルバイトする
1つ目は、自分が将来働きたいとい思っている志望業界でアルバイトすることです。
たとえば、将来放送業界で働きたいと考えている人はカメラマンのアシスタントのアルバイトをするのもいいでしょう。アパレル業界で働きたいなら実際にアパレルショップで働くのもいいです。
学生のうちから志望業界でアルバイトすることでその業界や仕事についてより深く理解できるのと同時に、就活でも説得力ある志望動機を作ることができるので熱意を伝えやすくなります。
実際にアルバイトを通して感じたその業界や仕事の魅力などを具体的に語れば、非常に説得力のある志望動機が作れます。
ただ、学生アルバイトの募集が少ない業界や特殊な業界ではなかなかアルバイトを見つけるのが難しいかもしれません。
志望企業でアルバイトする
志望業界ではなく、もう志望企業でアルバイトをするというのも有効な手段です。
実際にアルバイト先から正社員のオファーがあるというのは珍しいことではありません。インターン採用に似ています。
就職活動前から志望企業を決めているという人はあまり多くないですし、志望企業が運良く学生アルバイトを募集しているということも滅多にないので、実際にこのケースに該当する人は少ないですが、前例としてはあります。
そのため、どうしても行きたい企業があって、その企業がアルバイトを募集しているというのなら積極的に応募していきましょう。
就活に使えそうな経験を意識しながらバイトする
ただなんとなくアルバイトするだけではもったいないです。どうせアルバイトするなら就活に使えそうな経験にするように意識しましょう!
たとえば、飲食店のアルバイトをしていればオーダーミスが出ないようにこのような工夫をしたであるとか、リピーター率を増やすためにこんなサービスを提案したというような実績です。
こうした実績があれば自己PRもしやすいので、就活のスムーズになりやすいです。就活は少々誇張するくらいなら大丈夫なので、本当はそのような経験や実績がなくても、似たようなものがあればなんとかなります。
ただ、少し誇張する場合は細かな設定も念入りにイメージしておいてください。そうしないとバレます。私もグループ面接で面接官に嘘がばれた就活生を何人か見てきました。誇張するなら少々突っ込まれても大丈夫なくらいイメージトレーニングをしましょう。
私はイメージトレーニングし過ぎて何が嘘で何が本当かわからないくらいのレベルにまで達しました。こうなると何を聞かれてもそれらしい嘘や妄想が湯水のように口から溢れてくるので嘘がバレることはありません。
就活に関して大学生がアルバイトすることのメリット
就活に関連して、大学生がアルバイトすることにはいくつかメリットがあります。
敬語が学べる
大学生のアルバイトは基本的に接客業であることが多いので、接客のために敬語を学んで実際に使うことができます。
全てのアルバイト先で敬語を教えるわけではありませんが、接客のアルバイトをしていれば最低限の敬語は話せるようになります。
100%正しい敬語を話す必要はありません。就活の面接官でも100%正しい敬語が使えるわけではないからです。最低限の敬語を話せるようになるのはアルバイトのメリットといえるでしょう。
履歴書や面接での自己PR等のネタになる
先ほどから説明していることですが、アルバイト経験は就活における自己PRなど話のネタになります。
ほとんどの学生はコンテストで入賞するわけでも、何かぶっ飛んだ経験があるわけでもないので、そうした学生にとってアルバイト経験は数少ない就活で使える経験なのです。
逆に、学生時代にアルバイトも何もしなかったという学生は、就活でかなり苦労することになります。
アルバイトをしていれば少なくとも何かしら話せるネタがあるので、アルバイトを経験しておくことは悪いことではありません。
アルバイトを通じて社会経験ができる
アルバイトを通して一般常識や社会経験を学ぶことも多いでしょう。この社会経験や一般常識が就活に直接関係するわけではありませんが、一般的な常識を知っておくことで何かしら役立つこともあります。
少なくとも、非常識な奴と思われる可能性は下がるでしょう。また、社会人と交流することで学生である友人からは学べなかったことが学べることもあります。
こうした経験は何かしら役に立つことがあるので、アルバイトをして損することはありません。
結論!アルバイトは就活で役立つ
では結論です。アルバイトは就活で役立ちます!
よほど学生時代に何かすごい実績があるという人や、何か積極的に活動していた大学生以外はアルバイトをしたほうがよいでしょう。
ほとんどの学生はアルバイトかサークル、あるいは学生団体くらいの活動しかしていないので、アルバイトは数少ない就活で使えるネタなのです。
アルバイトは就活で役立つことはあっても、損することはありません。特にコンテストで入賞したり、すごい活動をしていると胸をはって言える大学生以外は、就職活動のネタを確保するためにもアルバイトをしましょう。