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就活には入念な準備が欠かせません。しかし、いつ、どのような準備をしていいかわかりませんよね。

ここでは時期別に取り組んでおきたい対策について解説していきます。

就活のスケジュール

まずはじめに就活のスケジュールについて簡単におさらいしていきます。16卒から就活解禁の時期が大幅に繰り下げられたことに注意してください。

サマーインターン

サマーインターンは主に3年生の夏に開催される就業体験のことです。

インターンの内容や種類は会社によって異なり、期間も様々です。中にはインターン参加者を優先的に選考するという会社もあります。

サマーインターンの開催時期は8月から9月が最も多いです。

ウィンターインターン

冬休みに開催されるインターンのことで、サマーインターンと同様に様々な種類があります。

冬インターンを開催する企業はサマーインターンよりも少ないですが、就活解禁が繰り下げられたことで今後冬インターンを開催する企業が増えてくると予想されます。

ちなみに10月頃に開催される秋インターンもあり、オータムインターンといいます。

会社説明会

4年生の3月には会社説明会が解禁され、各社とも一斉に会社説明会を開催します。

会社が個別に開催するものもあれば、いくつもの会社が集まって合同で開催する合同説明会もあります。

会社説明会の他にもリクルーターによる質問会や面談が実施されることもあります。

本選考

4年生の夏になると本選考が始まります。

エントリーシートや筆記試験、面接などが一気に開催されるので、就活で最も忙しい時期となります。

まさに就職活動の本番といえます。

時期別対策

就活の簡単なスケジュールを把握したところで、時期別の対策について解説していきます。

3年生5月〜7月

3月の初夏、5月〜7月頃は夏インターンの対策時期です。

日本企業はインターンの場合は選考無しということも多いですが、大手企業や外資系企業の場合はかなり本格的な選考があります。

そのため、本選考なみにしっかりとした対策をしたほうがいいです。

具体的にはエントリーシート対策、筆記試験対策です。面接対策もしたほうがいいですが、まだインターンの段階ではそこまで徹底的に対策する必要はありません。

ただ、面接までこぎつけるためにエントリーシートや筆記試験はパスしなくてはならないので、まずエントリーシートと筆記試験対策を行いましょう。

ここで対策したエントリーシートや筆記試験は本選考まで使い回せるノウハウなので今のうちに対策すると何かと楽です。

4年生1月〜3月

この時期はもうすぐ会社説明会が始まる時期でもあります。

ここでは対策というよりも、将来どんな仕事をしてみたいか、漠然とでもいいので普段から考えるようにしてみましょう。

会社説明会を適当に回って面白そうな会社を受けるのもいいですが、自分の将来に関わることなので早めに考えておいたほうがいいです。

どの業界に興味があるか、どんな仕事をやってみたいか、自分なりに考えておくことで会社説明会も効率的にこなせますし、特に興味が湧かずに合同説明の会場をゾンビのように徘徊するという事態を防ぐこともできます。

興味が湧いた業界や仕事について事前にインターネットや本で調べれば、より実りのある就職活動にもつながります。

4年生3月〜4月

会社説明会も頻繁に開催され毎日忙しくしている時期です。この段階になると水面下で密かに採用活動が始まります。

表向きは質問会と称した面接なども行われるのです。そのため、この段階で面接対策や自己分析・企業分析をしっかりと行いましょう。

基本となる自己分析と企業分析は必ず行ってください。自己分析や企業分析を不要と言っている人もいますが、私の経験上必ず分析しておいたほうがいいです。

面接の通過率を上げるために必ずやっておきましょう。この企業分析と自己分析が面接対策にもつながります。

4年生5月〜7月

本選考まで後少しです。サマーインターンで対策したエントリーシートと筆記試験をもう一度見直しましょう。

特に筆記試験は慣れが必要なので、早いうちに対策しておくことをオススメします。

また、グループディスカッションや面接対策も本格化させましょう。3月、4月にした企業分析や自己分析をもとにして面接の模擬練習をしたり、場合によっては誰かに模擬面接を手伝ってもらったほうがいいでしょう。

グループディスカッションは慣れが必要なので、グループディスカッション講座に参加することをオススメします。大抵はどこかの就活団体が無料か安い参加費で実施しています。

グループディスカッションは場数を踏まないと東大生でもぎこちなくなります。そのため、面接と同様にグループディスカッション対策もしっかりと行ってください。

4年生8月〜

面接ラッシュとなる時期です。この時期になるとお祈りメール(不採用通知)も大量に届くことになります。

大切なのは不採用になった場合、どこがダメだったのか自分なりに考えてみることです。

この時点で既に対策はほぼ終わっているはずです。後は改善するだけです。