就活が始まってくると気が付くことが、就活は面接やエントリーシートだけではないという事です。

企業に入れてもらうのに自分をアピールすることは大切ですが、面接の前後に最低限の学力があるのかどうか見ることがあります。それがSPIというものです。

だいたい書類選考が通って、説明会が終わった後にSPI試験を行ったり、2次選考として、または4次選考の前に行う企業もあります。

せっかく面接を通って来て後一歩というところでテストの結果が悪く、落とされてしまったら本当に落ち込みます。

そうならないようにするためには、SPIは必ず勉強をしておくべきなのですが、実は就活中にSPIを勉強するのでは遅いんです。

今回は、SPIの勉強を始める時期や、勉強方法について考えてみたいと思います。

SPIは大学2年生から勉強するのがベスト!3年生からでは遅い!?

就活が始まる頃にSPIの勉強をしているんだからそれでいいじゃないか。と思う大学生もいると思います。

しかし、実際就活が始まってみると就活中にSPIの勉強をしているヒマなんてありません。なぜかと言うと就活中は業界研究、自己分析、履歴書添削、面接の練習などやらなくてはいけない事がたくさんあるからです。

これら就活に関する作業をこなしながらSPIの勉強をするのは非常に難しいです。だからこそSPIは就活を意識し出す前、大学2年生の頃から始めるのが一番いいのです。

私がSPIの勉強を始めたのは大学3年生の10月だったんですが、年が明けて1月からは業界研究、面接練習、履歴書添削をしていたので勉強出来た期間は3か月くらいです。

やっぱりたった3か月では学力はアップしませんよね。事前の準備不足のため、就活本番では何社もSPIで落とされました

その中には第一希望の企業も入っていたので本当に悔しくて、皆さんには私と同じ思いをしてほしくないと思います。

SPIではどんな範囲が出題されるか

SPIは一般に言語、非言語、性格診断の3つがテストとしてされることが多いです。まれに英語が入ってくることがありますが、一般的には上の3つです。

性格診断は自分の性格がその企業と合っているのか見るためのテストなので対策はありません。ここは素直に答えるだけで大丈夫ですが、言語や非言語は対策する必要があります

ではどんな問題が出てくるのか、詳しく書いていきます。

まず、言語「二語の関係」「語句の意味」「語句の用法」「文の並び替え」「空欄補充」「熟語の成り立ち」「文節の並び替え」「長文読解」です。これは文章や漢字、などの国語の問題となります。

非言語「推論」「場合の数」「確率」「集合」「損益算」「速度算」「表の読み取り」「長文読み取り」「資料の読み取り」「長文読みとり計算」「代金の精算」「料金の割引」「割合の計算」「分割払い」「装置と回路」「物の流れと比率」「不等式と領域」「年齢算」「通過数」「整数の整理」です。

これらは中学や高校で学習する、数学の問題や日常的に使う計算など広い範囲から出題されます。

こんなに様々な問題が出るのにSPI対策なんて出来るの?と考えてしまいますが、意外と対策はポイントだけ抑えて勉強していけば簡単に出来ちゃうんです。

どうやってSPIを勉強するか?効率的なSPIの学習方法は!?

私は問題集を買って勉強をしていましたが、別に問題集を買わなくてもインターネットで「SPI 対策」などで検索すると問題と解説がついたものが載っています。

テキストを買うと辞書のように分厚いのでやる気をなくしてしまったり、買って満足してしまうなんて事もあるのでインターネットでしっかり勉強出来る人はそれでもいいと思います。

言語の対策は「二語の関係」「語句の用法」「熟語の成り立ち」「文節の並び替え」「長文読解」は問題をたくさん解いていって解き方を理解出来れば、問題の語句が変わっても必ず解けるようになりますので、言語は重点をおいて勉強して下さい

他の「語句の意味」「文の並び替え」「空欄補充」は問題の語句を知らないと分からないことがあるので、ここの問題の対策は広い範囲で行って下さい。例えば、多くの漢字の意味や成り立ちを知るようにするなどです。

言語の対策はこれで大丈夫です。

非言語の対策は言語と違い、全て公式や解き方さえ覚えてしまえば解くことが出来ます

なので、時間がない時は言語を勉強をするよりも非言語の勉強をし、一つでも公式を覚えるようにして下さい

とは言っても全て公式を覚えて対策をしていくのは大変なので、私がSPIを受けた中でほとんどの会社で出た問題をピックアップしていきますね。

どの会社でもSPI試験で出たのが「推論」「場合の数」「確率」「集合」です。これらはどの会社でも出題される頻出の項目なので確実に勉強して下さい。

その次に多いのが「速度算」「表の読み取り」「代金の精算」「料金の割引」「整数の整理」です。

絞るとこれだけの範囲になるので早くから勉強を始めれば十分対策が出来ます。

もちろん他の範囲も出る会社がありますから全てやれるに越した事がないですが、時間がない時はこの範囲に絞って勉強してみて下さいね。

まとめ

今回SPIが会社の選考に含まれていることと、就活前は忙しくなってしまいSPI対策が出来なくなってしまう事をわかって頂けたでしょうか。

就活が始まってからも当然忙しいため、今回テストが出来なかったと落ち込んでも対策しているヒマはありません。

その時に後悔しないためにも皆さんは早めにSPI対策を行って下さい。そうすれば面接でしっかりと自分をアピールするチャンスを貰えます。

(chaaamy)