就活を始めた新卒の学生のために開催される『業界研究セミナー』というイベントがあります。

業界研究セミナーは自分が将来就職することを真剣に考える良いきっかけになるイベントで、いくつかの限られた業界についての話を聞くことができたり、参加企業の方の話も聞くことができます。

業界研究セミナーは特定の業界について学べるだけでなく、就活全体のことについての知識が得られる就活を始める大学生にとって、とても役立つイベントです

今回は、就活生が業界研究セミナーに参加するメリットをご紹介します。

業界研究セミナーは、就活で成功した先輩の話を聞くことができる

業界研究セミナーでは、就活を経験した先輩が就活のポイントを解説してくれます

多少その年によって状況は違うかもしれませんが、同じように就活を経験した先輩の話は大学生にとってとても説得力のあるものであるはずです。

就活を解説する先輩は就活で成功した先輩でもあるので、その話を聞いて自分の就活はどうしていくべきか、しっかり考えるきっかけにもなります。

就活についてぼんやりとした考えていなかった大学生でも、業界研究セミナーに参加して実際に就活を終えた先輩の話を聞くことで、就活に対する危機感を覚え、それがやる気にも繋がるでしょう。

就活に成功した先輩の話はしっかり聞いて、自分自身の就活にも活かしていきましょう。

参加企業の全体的なスピーチで役立つ話が聞ける

業界研究セミナーが始まる最初の方で、参加企業の代表から就活についての全体的なスピーチがあります。

このスピーチでも就活をしている大学生にとって、ためになる話を聞くことができます。

大学生が就活をする時に相手になるのは企業なので、就活をしていた同じ立場の先輩の話だけでなく、企業側からの話をきちんと聞くことが重要です。

業界研究セミナーに参加している自分が興味を持っている企業の話はあとからでも聞くことができるので、まずは就活全体のことについての話に耳を傾けましょう。

企業の採用担当の言葉は必ず今後の就活でも活きてくるはずなので、業界研究セミナーに参加したら大事だと思ったことは後からでも思い出せるように、メモを取って聞くようにしましょう

その時のメモは雑でも良いですが、ぐちゃぐちゃのメモは自分でも読み返す気が起きませんよね。それを元にして記憶が新しいうちに、きちんと別の就活ノートに内容をまとめるのがベストです。

業界研究セミナーは、効率良く希望企業のブースをまわることが出来る

業界研究セミナーではたくさんの企業がブースごとに大学生を待っています。自分の志望する業界であれば、気になる企業の情報をまとめて入手できるチャンスです

大学生は自分が希望する企業のブースを効率良くまわり、企業の方から話を聞けます。各ブースではその企業の仕事についてのことはもちろん、就活のコツについても聞くことができます。

大学生は各ブースをまわる時間はたっぷりありますが、人気の企業の話を聞くには待つ時間も必要ですし、企業によって説明が終了する時間は違うので、動き方を間違えると非常に効率が悪いことになってしまいます。

話を聞きたい企業が人気だから後にまわすのではなく、話を聞きたい企業は必ず最初の方に話を聞くようにするべきです。

時間はたっぷりあるとしても、大学生の方も疲れてしまって最後までいられるかがわかりません。気になる企業の説明はモチベーションの高い最初のうちに話を聞きに行って後悔のないようにしましょう。

興味のなかった企業の話を聞いてみると思わぬ収穫も!

企業のブースを訪れる時、自分が説明を聞きたい企業が少し前に説明を始めたばかりで、時間をもて余してしまうこともありますよね。

そんな時こそ自分の視野を広げるチャンスでもあります。気になる企業の説明を聞くまでの時間を無駄に過ごさないためにも、今まであまり興味がなかった企業のブースに訪れてみることをお勧めします

業界研究セミナーに参加している自分が希望していない企業の説明も聞いてみることで、その業界の印象が変わり意外と自分に合っていると思えることもあります。

そう思えることは大きな収穫でもあり、これからの就活を充実したものにしてくれることに間違いありません。

業界研究セミナーではいくつかの業種の企業が合同で参加していることが多いので、自ら調べていなかった業界の話も聞き、それがきっかけでその業界に興味を持つこともできるでしょう。

業界研究セミナーでの内容を活用して、自分にとって充実した就活になるようにその1日で得た収穫を活かしていきましょう。

おわりに

業界研究セミナーは企業と大学生の出会いの場であるとともに、大学生の就活をサポートするイベントでもあります。

大学生は仕事の経験がなく、仕事に対する具体的なイメージが何となくしかつかめていないことからもこういった場を積極的に利用していくべきだと言えます。

是非、ある程度業界を絞ったら業界研究セミナーに申し込んでみてくださいね。

(mami)