面接で志望動機とともに良く聞かれることとして、自己PRが挙げられます。
新卒の大学生は中途採用のように今までの経験を活かせるといったことをアピールするのではなく、自分自身の性格や大学時代に頑張ったことを自己PRとして自分自身を企業に売り込んでいく必要があります。
面接での自己PRではどんな風にアピールしていけば良いかということをご紹介していきたいと思います。
もくじ
学生時代に頑張ったことを自己PRするべき
大学生にも転職活動中の人にも言えることですが、企業の面接を受ける際に自己PRとしてアピールすべきことは、面接を受ける直前にしていたことについてです。
したがって、就活における自己PRの内容は転職活動では直前の仕事内容になりますし、大学生は大学時代に頑張ったこととが自己PRの内容になります。
この大学時代に頑張ったことというのは大学生の時に頑張ったことという意味なので、大学内のことでも大学外で行った活動でも構いません。学業やゼミ活動でも良いですし、アルバイトでもOKになります。
自己PRは、履歴書の内容と矛盾しないようにする
就活中に気をつけたいことは、履歴書やエントリーシートの内容と、面接での自己PRの内容が無意識に矛盾してしまうことがあるということです。
就活では履歴書やエントリーシート、面接と1つ1つのことに必死になってしまいます。その結果、選考が進むにつれて矛盾点が出てきたり話の筋が通らなくなってしまうこともあるのです。
面接官が話を聞いている時に「この学生の言っていることは矛盾しているな」と思ったら大学生に対して質問を重ねることで突ついてくることもありますし、こっそりマイナス評価をつけることもあります。
この矛盾を避けるための対策としては、履歴書やエントリーシートを提出前にコピーをとり、別の書類の提出時や面接前に、自己PRの内容が矛盾していないように確認しておくことです。
履歴書は面接と同時に提出することもありますが、事前に企業に渡している場合もあります。面接と同時であればあまり矛盾点の心配はいりませんが、事前に出していれば注意して面接対策をしなければなりません。
履歴書やエントリーシートと違った自己PRを面接で言うのはOK
例えば、履歴書や自己PRで学業のことをアピールしておいて、面接ではアルバイトのことをアピールするなど、全く違った内容を自己PRで使ってもOKです。
その場合は矛盾でなく、企業はこの学生にはアピールするべき内容がたくさんあるのだと考えます。
履歴書やエントリーシートの欄も面接で自己PRを伝える時間も、両方とも限られたものです。違った内容をアピールすることは、その限られたこと以上を伝えられるチャンスでもあります。
自己PRはできるだけ多くのことを企業に伝えることができた方が有利なので、そういった意味で手応えのある面接となるはずです。
アルバイトを自己PRで使う時の注意点
大学時代に行ってきたアルバイトを面接での自己PRとして使う就活生は多くいます。確かに、アルバイトは働くという経験をしたことで、自己PRにも使いやすい内容と言えます。
しかし、アルバイトを自己PRとして主張する時に注意したいことが一つあります。それは、アルバイトのし過ぎで学業をおろそかにしてこなかったかということです。
中には、アルバイトに熱中し過ぎて学業がいまいちな結果になってしまったという人もいると思いますが、その場合そこを企業に突っ込んで聞かれる可能性があります。そういった場合はあまりに過剰なアピールをすると逆効果になってしまいます。
私自身も体力があるということをアピールするために企業にアルバイトのかけもちをして1日に15時間働くこともあったとアピールしたところ、体を壊しますよと失笑されたこともありました。
アルバイトを自己PRに使いたいなら、体力自慢より他の従業員と協力したエピソードなどを添え、協調性の部分を強調した方が良いと言えます。
おわりに
最終的に企業が見たいのは人物の部分なので、そういった意味で自己PRでどれだけ自分のことをしっかりアピールできるかといった点が勝負になります。
自己PRは面接の時に企業の方から自由に話すように話を振ってくれることもありますが、質問をされてそこで初めて自己PRに繋げられるといったこともあります。
面接で自分の全てを出し切るのは難しいことですが、せめて準備してきたことの8割は出し切るようにしたいですよね。そのためにも、自己PRの内容は事前にしっかり考えて準備を怠らないようにしましょう。
(mami)