大学生が就活をする時に後回ししてしまうことの一つに、自己分析が挙げられます。
就活をする時には自分のやりたいことを優先して企業を探してしまいがちですが、自分の適正を知るためにも自己分析を行ってから就活をするようにしましょう。
大学生のあなたは自分のやりたい仕事であるかを基準に就活をしているかもしれませんが、企業の人事担当者はその学生が本当にその仕事に向いているかということもきちんと見ています。
今回は自己分析を行うための4つのポイントをまとめました。
もくじ
1.自己分析を通じて自分の適正を知る
私自身が就活を行っていた大学生の頃に、ある企業の人事が話してくれた内容で印象に残っていることをご紹介します。
その人事の方は自分が大学生の頃に自己分析を行わずに就活をしていたそうです。きちんと業界研究もして業界を絞り、同じ業界の企業に応募していましたが書類選考には通っても同時に行われる筆記試験と適性検査でいつも落とされてしまい、なぜだろうと悩んでいました。
それをきっかけに自己分析を行ったところ、その業界や職種が全く向いていないということがわかり、業界や職種で適正があると出た今の企業に応募するとすぐに内定をもらえたとのことでした。
この例からも言えるように、自己分析は自分に向いている仕事が何であるかを知るためにも非常に重要なものです。
自己分析を行わなければ、その業界に入れたとしても成長できずに苦労することになるため、会社としても成長できずに会社に貢献できない人間を採用することを恐れて、採用試験の時に適正検査を行うのです。まずはそのことをしっかりと頭に入れておきましょう。
2.自分自身のことが自己分析をすることで整理できる
自己分析をするメリットとしては、自己分析は自分自身がどんな人間であるかということを把握するためにも大切なことだと言えます。
自己分析でどちらかといえばこう思うということを選んでいくうちに、自分自身のことが少しずつ見えてきます。 自分のことを理解するということは、自分が就職してどんな働き方をしたいかということを知るきっかけにもなります。
全ての質問に答えた総合的な自己分析の結果ももちろん大切ですが、一つ一つの質問内容も重視するようにしてください。
質問に答えていくうちに自分がこんなことを考えていたということがわかり、それが面接での質問の受け答えとしても役に立つでしょう。
3.自己分析をすることで、志望動機が書きやすくなる
大学によっては指定の履歴書に志望動機を書く欄がない場合もありますが、自己分析をしておけば志望動機や自己PRに具体性が出て企業の書類選考に通りやすくなります。
企業側も明確な志望動機を持って応募してくるような大学生にはやる気を感じ、是非面接まで受けて欲しいと思ってくれるでしょう。
逆に、自分が入社してどんな風に会社に貢献していきたいか、入社してどんなことをしたいのかが明確に伝わらない志望動機や自己PRの場合、企業もこの会社でなくても良いのではないかと思ってしまい、面接の機会がもらえないで終わってしまう可能性があります。
企業に応募したら内定をもらえないとしても、最低限面接までは進みやるだけのことはやったと思いたいですよね。
そのためには自己分析をし、採用担当者に魅力的だと思えるような内容の履歴書を提出する必要があるのです。
4.自己分析をすることで就活の面接対策になる
就活で自己分析をすることは、もちろん面接でも活きてきます。
面接では必ずと言って良いほど志望動機を聞かれます。そういった面接時にも自己分析をしておけば、色々な視点から志望動機を伝えることができます。志望動機や自己PRは一つだけでなく複数の事柄から伝えることで、より企業への志望動機が明確に面接官に伝わるはずです。
書類選考や筆記試験に通ってしまえば、あとは人物を重視する面接だけです。自己分析の結果を面接にも反映させて人物重視である面接でも思いっきり面接官に自分のことをアピールできるように徹底した自己理解が重要となります。
面接では本当にこの学生を入社させて企業にとってメリットがあるのか、ということも重視して見られています。そんな面接で自分自身のことも曖昧にしかわからない人物がきちんと自己分析をした他の大学生に勝てるはずがありません。そういったことも踏まえて、就活に取り組んでみてください。
おわりに
就活の中で自己分析は意外と重要な役割を持つものです。一度自己分析をしたからといって満足をするのではなく、きちんとその結果を覚えておくように書き残したり資料として取っておく必要があります。
また、自分の考え方は年齢を重ねたり経験を積むなど、何かきっかけがあって変わっていくものです。特に就活中は就活を通して成長し、考え方が変わっていく可能性も非常に高いので、時期を決めて何度か自己分析をするようにしてください。
より今の自分に近い自己分析の結果を利用して就活に活かすことが、内定をもらうためには大切です。
(mami)