就活がまだ始まっていない今、大学生のあなたは先生や先輩から、就活前に自己分析を済ませておくべきだと言われたことがあるかもしれません。
大学内で行われている就活講座なんかに早くから参加している人は、自己分析シートなど書いて自分を見つめ直したり、将来のことを考えたりしているでしょう。
それほどまでに定着化されている自己分析はなぜ就活が始まる前に行っておかなくてはいけないのでしょうか?
自己分析をしないで就活に取り組むと失敗する!?
実は私、この自己分析を怠ったことで就活を失敗しています。
当時大学3年生だった私は、ゼミの先輩や先生に「自己分析は就活が始まる前に出来るだけ早目にしておいた方がいい」と常々言われていました。しかし、自己分析って何したらいいのか分からないし、就活が始まって企業を見だしてから自分が行きたい道決めるので別にいいじゃんと思って自己分析はしなかったんです。
しかし、いざ就活が始まってみると自己分析をしなかったため、どんな業界に行きたいのかハッキリりせず、とりあえず興味のある企業にプレエントリー(その企業の情報を下さいというもの)を出すことにしました。
そしたら大量の企業から一気に説明会の情報などが返って来て処理しきれませんでした。友達は業界が決まっていたので、その業界の中の興味がある企業だけをエントリーしたためスムーズに進んでいて、私だけとっても時間がかかってしまいました。
しかもエントリーシートを書くときもすごく困ってしまいました。「あなたはうちの会社でどんな事をしたいですか?」「どうしてこの業界を志望したのですか」エントリーシートに書かれている質問はこういう質問が大半です。
自分のことを知らないあなたが自分のことを他人に話すことが出来ますか?ということです。
私はこのままでは先に進めないんだと感じ、今までしてこなかった自己分析を就活が始まってからやっと行うことにしたのです。就活は時間との戦いなのに貴重な時間を無駄にしてしまいました。一生を決める事なのに本当に大馬鹿でした・・・
簡単に出来る自己分析の方法
では就活本番で失敗しないために、何もなくても簡単に出来る自己分析の方法を解説します。
まず、ペンと紙を用意してあなたが今まで行ってきたことを書き出してみて下さい。
「中学から高校までバスケットボール部に所属していた。」「学校では生徒会委員になった。」「友達がたくさん出来た。などどんな些細なことでもいいです。」
そして、書き出せたら今度はその一つの項目を深く掘り下げていきます。
「バスケットをやっていて、大会に出たことが楽しかった。この技がうまく出来なくて悲しかった。」ではなんで悲しかったんだろう?大会に出たのはなんで嬉しかったんだろう?
どんどん深く考えていくことで、自分は何をすることが「楽しい」と思えて何をすると「悲しい」と思うのか、またどんな性格なのかが明らかになっていきます。
これはやり出すとすごく面白いです。自分が日常生活の中で感じていたことが明らかになり自分は人を喜ばせることが好きなんだ、とか物事を冷静に考えることが得意なんだ、じゃあこんな仕事が向いているかもしれない。と結び付けていけばいいのです。
私はこの自己分析のやり方でどんどん細かいところまで追求出来ました。
なんで嬉しかったの?なんでそれを続けたの?“なんで”と自分に問いかけることでだんだんと分からなかった自分の性格が明らかになります。
自己分析をする上で大切なことはポジティブな考え
自己分析をする上で大切なことがあるのですが、それはポジティブな考え方です。
こんなことをやったと箇条書きで書き出すことは出来るのですが、その後の問いかけで自分を見つけ出せない人は少し自分を厳しく見ているのかもしれません。
例えば、自分は正しい事を主張していたが周りはそれを認めてくれなくて馴染めず部活をやめてしまった。という経験の場合、部活をやめてしまったからこれは何にも活かせないと思うのではなく「自分は正しいことを正しいと言える勇気がある」などの捕え方をして、もしかしたらこの考え方はこんな職に活きてくるかもしれない、と思うようにしましょう。
自分を認めてあげることで自分が自分に心を開いて色んな道を探し出そうとしますのでポジティブな考え方は大切です。
まとめ
「自分のことは自分がよく知っている」なんて言葉もありますが、自分という一番近くにいるものって、こうやって見つめ直さないと意外と自分が見えないものだと思います。
だからこそ自分の将来を決める大切な道選びをする前に自己分析をしっかりやりましょう!自分を知って就活に取り組めば、就活中の新たな自分の発見も嬉しいものですよ。
(chaaamy)