大学生活最大のイベントにして人生の一大岐路が就職活動です。
この就職活動の結果によってその後の人生が大きく変わります。自分がやりたい仕事を選ぶ人もいれば、待遇で会社を選ぶ人もいます。
今回はその就職活動の基本的な流れについてざっくりと解説していきます。就職活動の流れを簡単につかんでおき、イメージしておきましょう。
もくじ
就活の基本的な流れ
まずはじめに就職活動の基本的な流れについてご紹介します。
会社説明会
最初は会社説明会です。
会社説明会には会社が個別で開催するものと、様々な会社が1カ所に集まって開催する合同説明会(合説)があります。
この会社説明会で自分が興味の持てそうな会社を探したり、志望企業の説明を聞いたりします。
たまに寝てる人がいますが下手をすると人事担当者に目をつけられるので、目だけは意地でも見開いておきましょう。
エントリー
いくつか気になる会社が見つかったらエントリーを行います。
エントリーとは受験でいうと願書を提出する段階です。つまり、その会社の採用選考に申し込むということです。
エントリーは基本的にインターネットから行うことが多いです。もちろん、会社によっては会社説明会に参加したその場でエントリー用紙を記入するというケースもあります。
エントリーシート
エントリーをしたら、次はエントリーシート(ES)の提出を行います。
ESとは簡単にいえば小論文のことです。会社ごとに質問が用意されており、その質問に対してエッセイを書いていきます。
代表的な質問としては「弊社を志望した理由について教えてください」や「学生時代最大の失敗はなんですか?」といったものがあります。
エントリーシートもインターネットで提出するケースがほとんどです。
筆記試験
エントリーシートとセットで提出しなくてはいけないのが筆記試験です。会場で受験するタイプと自宅のパソコンで受験するタイプがあります。
最近はほとんどが自宅で受験するWEBテストであるので、ある意味カンニングし放題です。頭のいい人に代わりに受けてもらうことも多いですね。
グループディスカッション
エントリーシートと筆記試験に合格したら次はグループディスカッション(GD)が行われることが多いです。
グループディスカッションとは1つのテーマについてグループで議論をすることです。
結論を発表するように求められることもあれば、議論をして終わりということもあります。このグループディスカッションを行わずにいきなり次の面接を行う会社も多いです。
面接
いよいよ面接です。
面接は複数回行われることが一般的です。平均すると3回くらいですが、多いところだと10回くらいされることもあります。
最初は集団面接を行い、集団面接を通過すれば個別面接を行うという流れが一般的です。
就職活動期間の目安
就活の選考期間は人それぞれですが、就活が解禁されてから内定を出すまでの期間としては4ヶ月から半年ほどが一般的です。
会社説明会から約4ヶ月後に本格的な選考が始まります。そのため、多くの人は内定が出るまで半年ほどかかるのが特徴です。
大手企業の選考は早めに終わるので、大手企業から内定をもらった人から就活が終わっていくことが多いです。大手企業から内定をもらえなかった人は半年以上かかることになります。
就活は長ければ1年かかることもあります。それ以上時間がかかると「内定がない状態」いわゆる就活失敗となります。
就活の流れはどの会社も同じ
就活の流れは業界や会社が違ってもほとんど同じです。つまり、ほとんど全ての会社で先ほど紹介したように選考は進んでいきます。
エントリーから始まり、エントリーシートを提出して筆記試験を受け、グループディスカッションと面接に進みます。
もちろん、中には特殊な選考ルートを採用している会社もありますが、基本的にはほとんどこの流れで就活の選考は進んでいきます。
就職活動を行うときの注意事項
簡単に就活の流れを理解したところで、いくつか注意事項について説明しておきます。
会社説明会には必ず参加する
会社説明会は選考を受けるうえで参加必須ではありません。別に会社説明会に参加しなくても選考は受けられますし、内定ももらえます。実際、私の大学の友人の多くも会社説明会に参加していない会社から内定をもらっています。
ただ、私は会社説明会にはできるだけ参加することをおすすめします。
やはり会社説明会に参加していないと印象が悪くなる可能性はありますし、選考を受けるのですから少しでもその会社について理解しておきたいからです。
また、中には会社説明会に参加しないと選考を受けることができないという会社もあります。そのため、会社説明会にはできる限り参加するようにしましょう。
気になった会社のエントリーは忘れない
エントリーは選考への申し込みですから、当然エントリーをしないと選考を受けることはできません。そのため、少しでも興味を持った会社はどんどんエントリーしましょう。
エントリーするだけならタダですが、エントリーしないと選考が受けられません。最悪辞退すればいいだけなのですから、ちょっとでも興味を持ったならエントリーしないともったいないです。
ネットから簡単にエントリーできるので、後悔しないように少しでも気になった会社があれば忘れずにエントリーしておきましょう。
エントリーシートのデータはPCに保存しておく
就職活動では20〜30社の選考を受けることも珍しいことではありません。中には100社以上というツワモノもいます。
全ての会社の選考でいちいちエントリーシートを書いていてはキリがありません。エントリーシートの質問内容は結構似ているので、他社のエントリーシートをコピペして使い回せば労力と時間の節約にもなります。
そのため、一度書いたエントリーシートは会社ごとに必ずパソコンに保存しておきましょう。
就活の準備は早めに
就活の準備は早めにしておきましょう。自己分析や筆記試験対策など、やることは山のようにあります。
就活の結果次第であなたの人生は大きく変わります。いきなりぶっつけ本番ではリスクが大きすぎます。もしぶっつけ本番で失敗すれば、一生後悔することになるのです。
私の周りにも1人何も考えずに適当に過ごして、いざ就活という時には要領が分からないため100社受けて全滅という悲惨な人がいました。本当に悲惨なのでゼミにも来なくなりますし、その後の彼の消息はわかりません。
こうならないためにも、就活は万全の準備をして挑むべきです。就活まであと半年あるからと悠長に構えていてはいけません。
企業分析や自己分析、アピールポイントとなる経験をするなど出来ることはたくさんあります。就活の準備は早めに行いましょう。
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