就活の面接対策は充分にできていますか?
業界研究をはじめ、志望動機や自己PRなどは完璧でも、その企業についてしっかり調べて理解するということが抜けてしまいがちです。
確かに企業研究で得た知識はその企業での面接でしか活かせないものです。しかし企業が気になるのは、この企業研究の部分です。
その知識を試すために行う面接での逆質問にもしっかりと答えられるように、面接での準備と対策をしてください。
もくじ
企業についての逆質問は、面接者のその企業に対する本気度を試している
私が大学生の時にも、面接で企業に逆質問をされたことがありました。
その企業に聞かれた逆質問は、「子会社8社の社名を全て言える?」という内容でした。
私は事前に会社説明会の資料を読んでいてその中に8社の社名が書いてあったので何とか答えることができましたが、IT企業で横文字の会社名ばかりだったので、答えることができなくて落ちてしまう人もかなり多くいるだろうなと思いました。
逆質問に答えられたためか一次面接は通ったのですが、二次面接で今度は職種についての逆質問をされ、それに答えられずに落ちてしまいました。
どんなに徹底して業界研究や企業研究をしても、他の企業も同時進行して受けている大学生には全ての質問に答えるのは難しいことでしょう。
それでも、企業がこれだけは最低限覚えておいて欲しいと思うような質問の対策だけはしっかりしておきましょう。
逆質問をすることで面接官は応募者の対応を見ている
企業が大学生に逆質問をする理由は、きちんと企業研究をしているかということを確かめる他にも、難しい質問に対応する力を試している可能性があります。
そのような場合は、逆質問の答えが欲しいというよりは、応募者がどんな対応をするかということを見られています。
わからなくても答えたいという気持ちはわかりますが、黙ってしまうのは一番良くないことです。
答えに詰まって面接官を待たせてしまうのは避けたいことなので、少し考えても答えられないと思うような時は、「わかりません」と答えた方がスマートな対応だと言えます。
質問の答えは簡潔にまとめよう
逆質問をしてくる面接官は質問の答えをきちんと知っています。
そのため、その業界や職種、そして企業のことに対する質問に対し、答えられるからといってベラベラ喋り過ぎるのは良いことではありません。質問に対しての答えは簡潔にまとめ、長々と話すことのないようにしましょう。
面接官が質問の答えを知っている内容の場合は、話し過ぎることによって逆に間違ったことを言ってしまう可能性もあり、そうなるとせっかく答えられる質問だったのにマイナス評価に繋がります。
面接ではできるだけたくさん話すことが良いと考えている大学生の方もいらっしゃるかもしれませんが、きちんと要点だけを話すことができるのもその人のスキルだと言えます。
例えば、営業として就職をした場合にもお客様は長々とつかまって話をされると購買意欲がなくなってしまうということもあります。
きちんと必要最低限のポイントを押さえて短い言葉でも相手にわかりやすい話し方ができ、売上に繋げることができる人が企業が求める人材でもあるのです。
面接官からの逆質問に答えられない時は正直にわからないと答える
面接官から逆質問をされた時に答えられる内容であれば良いのですが、中には答えられなくて困る質問をされることもあるでしょう。
例えば、私が企業からされた質問のように8社の子会社を全て言うようにと言われても、その会社の対策はバッチリしてあっても子会社に関しては勉強不足である大学生がほとんどであると思います。
私も説明会で頂いた資料にたまたまその8社の社名があったので答えられましたが、そうでなければ絶対にチェックしていませんでした。
逆質問の内容は、少し考えてもわからないような事前に学んでこなければわからないことが多くあります。
逆質問をされてわからない時は無理に考える必要はなく、「勉強不足でわからない」と正直に答えるようにしてください。
その質問が企業が最低限答えられるようにしてきて欲しいと考えている質問であればマイナスの評価をされることもありますが、その学生の対応力を見たいと思っている場合はそれほど評価に悪い影響を与えません。
そのような時は、他の質問ではしっかり答えて逆質問に答えられなかった分までカバーしましょう。
おわりに
大学生が就活で志望動機や自己PRをしっかり準備するのは当たり前のことですが、企業の逆質問対策までできている学生は少数派であると言えます。
面接時間が長いと逆質問をされる可能性も高くなります。
きちんと企業が面接で逆質問をする意図まで把握した上で、他の学生と差のつくように逆質問対策をしっかり行ってください。
(mami)