就職活動前、大学の就活講座などで重点的にやってもらえるのが面接でのマナー講座です。
私も大学の就活講座に通っていたのですが何回も何回もマナーのことについて言われました。それほど重点をおいて行われる理由は、面接の際とてもマナーが重要視されるからです。
人は見た目でその人の性格が分かってしまうという言葉もあるので面接でのマナーも選考の一種と考えた方が良いでしょう。
特に集団面接なんかは隣に同じ選考を受けている学生がいるわけですから、比べられてしまいますよね。
今回は、就活での面接の際にマナーでチェックされる所や、犯しがちなマナー違反6例を解説します。
もくじ
企業の面接官は就活生のマナーで何を見るの?
皆さん大事なのはその会社に入りたい熱意を伝えることだとか、自分が何をしてきたのか伝えることだと思ってしまいがちです。
それはもちろん面接なんですから、そこを見るのが当たり前なんですが、それ以前に見られるものが「見た目、マナー」です。
最初に面接部屋に入室して来た時の印象が悪ければ、それは面接結果にも影響してしまいます。「この人あまり清潔感がないから、整理整頓出来ないのかな」など「挨拶が出来ないってことは人とうまく話すことが出来ないのかな」など色んな悪い想像をして面接が始まってしまうと、どんなに良いことを言っていても説得性にかけたり信用性がなくなってしまいます。
面接官は面接でこの人と一緒に働く想像をするわけですから、マナーがなってない人と一緒に働きたいとは思えませんよね。
面接でのマナー違反ってどんな事?6例を解説!
正しいマナーを書いていくよりも、マナー違反というのがどんなものか書いていく方が分かりやすいと思うのでそれを述べていきます。
1.遅刻は大幅に減点されるマナー違反
まず一つ目は「遅刻」です。これは大幅に減点されます。
連絡も無しで面接に遅刻してきた場合、ほとんどその選考は通らないと考えた方がいいです。なぜだか分かりますか?
社会人になって遅刻をしてくる、取引先との待ち合わせに遅れるなどは即クレーム問題です。その人自身のみならず、会社の信用も失ってしまうので時間にルーズな人は確実に採用されません。
2.しっかり挨拶が出来ない人もマナー違反
次に「挨拶が出来ない人」です。
面接で挨拶がしっかり出来ない人は、そこで働く社員さんや、すれ違った人に挨拶出来ない人は常識がない人と思われてしまいます。
挨拶をすることは当たり前ですが、意外と習慣がなくて出来な人がいるので大きな声でハッキリと会った人に挨拶するようにしましょう。
ちなみに小さい声で挨拶してもそれは挨拶していないと同じ扱いになりますから挨拶は元気に!を心がけましょう。
3.見た目がだらしなくて不潔な人
次は「見た目がだらしなくて不潔な人」です。
例えばワイシャツの襟がシワシワ、だとか髪型がボサボサ、靴が汚いなど、相手が見た時に「清潔感がないな」と思わせてしまったら、いくら面接でいいことを言っていても不採用扱いになってしまいます。
誰だって清潔感がない人とは一緒に働きたくないと思ってしまいますよね?なので身だしなみには常に気を使って、面接前は必ず鏡で全身を確認するようにしましょう。
特に男子就活生はスーツが着慣れていないので、社会人から見るとどうしてもだらしなく見えてしまいがちです。ネクタイをしっかり締めて、姿勢を良くすることを意識しましょう!
4.面接中にやってしまうクセに注意
次は「面接中緊張した時にやってしまうクセ」です。
これを直すのはなかなか難しいのですが、緊張した時に出てしまうクセは減点になることが多いです。例えば、貧乏ゆすりをしてしまう人や、ずっと下を見て話している人、髪を触ってしまう人など、意識していてもこれは無意識にやってしまうのでなかなか治すのに苦労します。
私も髪を触ってしまう癖があったのですが面接の練習中、何度も先生に指摘されました。本当にすぐに治すことは出来ないので皆さんは今からやらないように心掛けてみて下さい。
5.敬語が使えないマナー違反にも注意
次は「敬語の使い方」です。
「~で、~しかも、」など話口調で面接官の話すと、この人敬語が使えないのかな?と思われてしまいます。
社会人になって取引先の人に敬語が使えない社会人は致命的ですよね。なので、これも就活の面接でやってしまったら減点対象になってしまいます。その他にも「~あってぇ~しましたあ~」など語尾を伸ばしてしまう人っているんですがこれもダメです。
大げさにやると面接でそんな人いないでしょと思うかもしれませんが、よく聞いていると少し語尾が長い人ってたくさんいます。自分はしっかりと止めて話せているか確認してみて下さいね。
6.人の話を聞けない人は重大なマナー違反
最後のマナー違反は「人の話を聞けない人」です。自分の意見ばかりを優先してしまい、面接官の質問に対してうまく話せてない人は重大なマナー違反と判断されます。
私、けっこう面接官の人に「どんな人材がほしいのか」と聞くんですが、よく返ってくるのが「人の話を聞ける人」なんです。
私それまで話がうまい人の方がいいのかと思っていたんですが、意外と企業が欲しいと思うのは聞ける人なんですね。考えてみれば、営業にしたって話がうまくてもお客様が求めているものを聞き出せなければただの押し売りですよね。
お客様の困っていることを聞きだし、解決してくれるものをだすのが営業の役割ですから話すよりも聞ける力の方が大切なのかもしれません。
まとめ
マナー違反になるものを上げていきましたが見てみると、出来て当たり前のことをしていない!というのがマナー違反となることが多いですね。
挨拶や遅刻をしないこと、身だしなみを考えること、普段からしっかりやっている人なら大丈夫だと思います。
ただ面接という緊張する場にいるので、習慣化されていない人には少し難しいかもしれません。今からでも全然遅くないので、挨拶声小さかったなとか、クセがあるなあと思った人は改善するように努力してみて下さい。
(chaaamy)