最近では数年前に比べて少し景気が良くなり、求人の数も少しずつ増えてきました。

それに合わせて大学生側の対応も変わり、応募した大学生が面接までにきちんとメールを返信をしなかったりと、マナー違反が見られるようになったと言われています。

就活をしていく内にその企業を受けたいという気持ちが薄れたとしても、企業にはきちんとメールを返信をするべきです。

今回は、就活におけるメールのマナーについて解説します。

企業からのメールはできれば当日中に返信しよう!遅くなると企業側は予定を組めない

集団面接の場合はまだ良いですが、個人面接の場合は企業が日程を決めてこの日程でいかがですかとメールをしてきてその返信をしなかったとしたら、企業側もその学生のために日程を空けた方が良いのか戸惑ってしまいます。

企業も忙しい中、学生のために時間を作ってくれているということをきちんと理解しなければなりません企業からのメールはできれば、当日中に返信するようにしましょう

また、個人面接の場合は面接に行くのが面倒になって返信しない場合、その時間に他の学生の面接の予定を入れられないので、自分のために無駄な時間を作った企業に迷惑をかけることにもなります。

就活をしていく上で相手のことを考えられない人は、就職後も協調性が持てずにチームでの仕事が上手くいかないといったことに繋がってきます。

メールの返信が早いと、企業側に良い印象を与える

企業からのメールに早く返信をすれば、面接前に良い印象を与えることができます。

企業は面接を受ける大学生のやる気も見ていますが、メールの返信が早い大学生はその企業に本気で応募したい、という気持ちが伝わりやすく、やる気をアピールできます

就活がスタートするのは面接からではなく、その前の学生の対応から始まっていると考えておいた方が良いでしょう。

面接前に企業は学生の志望動機を確認したりメールでのやり取りをしていく中で、どんな学生なのかと期待して考えながら対応しています。そんな企業に対し、返信をしなかったり返信が遅かったりすると、面接はマイナスからのスタートとなってしまいます。

面接の内容が良かったとしても、マイナスからスタートすることで、結果的に他の学生に負けてしまう可能性もあります。就活をする時には、そういったこともきちんと頭に入れて企業とコミュニケーションを取りながら成功に繋げていきましょう。

企業はメールでのやり取りで働く姿を想像している

メールや電話でお客様とコミュニケーションを取っていくことは、実際に仕事を始めた時にも必要となることです。

企業は大学生とメールのやり取りをしたり面接での受け答えを見ていく中で、その学生と一緒に働くことになったらどうかということを想像しながら採用活動をしています。

ビジネスでの基本であるメールの返信もできないような学生は、企業にとっては入社して働いた時にお客様からの急ぎの用件も後回しにしてしまうのではないか、という不安を与えます。

働く姿を想像した時に大事なメール1通の返信もできないような学生は信用がなく、会社に入って仕事をする上でも大事なメールの返信もしないのではないか、と思われてしまいます。

企業の信用を落とすようなリスクを感じる大学生は、企業も採用するのをためらってしまいます。

メールの返信をしてコミュニケーションをとることで学生に対する愛着が湧く

メールの返信をして企業とやり取りをすることで、企業側も学生に愛着が湧き、その学生に面接で会うのを楽しみにしてくれるといったメリットもあります。

企業が面接の前から学生に対して良い印象を持っていれば、面接の雰囲気も和やかに進むことも多いです。良い意味で緊張しない面接は学生にとっても自分をしっかりアピールできる面接になること間違いありません。

面接の前に企業に愛着を持ってもらえるように、しっかりとメールの返信をして面接が自分にとっても良い進み方をするようにしましょう。

もちろん、愛着を持ってもらっていても面接の内容がグダグダであれば内定には繋がりません。また、他の学生もメールの返信をしっかりとしていることは基本であるということを頭に入れて、面接に臨みましょう。

おわりに

就活をしている大学生にとって色々な企業に応募したり面接対策をしていく中で、企業へのメールの返信はどうしても後回しになりがちです。

しかし、メールのやり取りは人間同士のことなので、とても大切でそれをするかしないかで相手の自分に対する評価も変わってきます。

その企業が第一志望の企業でなかったとしても、応募するからには少しでも自分が興味を持った企業であることには間違いありません。

第一志望の企業に落ちてしまった時、メールの返信をきちんとしないことで第二志望以下の企業にも断られてしまうのはとてももったいないことです。

どんな企業が相手だったとしても、人事の方は学生1人1人に丁寧に対応してくれているので、大学生側も誠実な対応をしていくように心掛けてください。

(mami)