簡単に情報が発信出来るようになって来た現在、いろんな情報が検索すればすぐに出てくる便利な時代になっています。ほとんどの情報がお金を払うことなく見ることが出来、いつでも、どこでも、好きな時間に見れることもイイことです。
しかしその反面、嘘の情報が簡単に出回ってしまったり、信用性のないものが堂々と書かれていたり、私たちには多くある情報の中から正しい情報を見極める力が必要です。
間違った情報を信じて行動して取り返しのつかない事になった!なんてことがあったら嫌ですよね。
そうならないために今回は大学時代に一番情報を必要とする就活中の情報収集のことに絞って書いて行きたいと思います。
もくじ
就活中は信用性のない情報がたくさん広がる!?
就活中「これってどうしたらいいんだろう」とふと思った疑問はインターネットで調べるなり、友達に聞くなりします。
確かにインターネットで見たものや、大学内で友達から得た情報は信用してしまいがちです。でも実はそれが落とし穴で、就活中に聞く情報って意外とデマが多いんです。
私も就活中は今思えばたくさんのデマを信じてしまいました。ではどんなデマがあるのか、今回私が信じてしまったデマを例に、親戚の上場企業の人事や他の会社の人事に、この情報は正しくないと言われたものを紹介していきます。
就活に関するデマ1:女子の髪ゴムは結び目がないものを使わなくてはいけない!?
まず就活に関するデマの1つ目は「女子の髪ゴムは結び目がないものを使わなくてはいけない」という情報です。
よく髪ゴムを使う人なら知っていると思うんですが、髪ゴムにはすでに結んだ状態で売られている(結び目がない)ゴムのタイプと、自分で好きな長さに切って結んで作るゴムのタイプがあります。
自分で好きな長さに切って使うタイプだと沢山ゴムを作ることが出来て、自分の髪の長さに合わせることも出来るため便利なのですが、何とこのゴムを使うと結び目が出来てしまうので、面接で落とされてしまうというのです。
この情報を私は友達から聞きました。慌てて結び目のないタイプの髪ゴムを買いに行ったのですが実際に就活をしてみて、注意してみてみるとゴムの種類はまちまちでした。
意識してみるようにしても結び目があるタイプか無いタイプが見えない人もいましたし、そもそも面接官が女子就活生の髪ゴムを注意深く見る瞬間なんてありません。
よく考えてみて下さい。いくら選考だからと言って女子の髪ゴムをじろじろ見ている面接官がいたら気持ち悪いですよね。
上場企業で人事をしている親戚にこの話をしてみましたが「髪型がボサボサだったら少しイメージが下がるかもしれないが、そんなところまで判断基準にしていない」と言われました。意外とこのデマは回ってきやすいので女子の皆さんは注意してください。
就活に関するデマ2:履歴書に押すハンコは1mmでも曲がっていたら書き直さなくてはいけない
次は「履歴書に押すハンコは1mmでも曲がっていたら書き直さなくてはいけない」というデマ情報です。
これは何人からも回ってきました。何でこんなに色んな人から聞いたのかと言うと、これは就活の代表サイトが載せていたからなんですね。
しかし、この情報も正しくありません。これもよく考えてみれば分かることなのですが、履歴書を送ってくるのはあなたただけではありません。
何百人、何千人と就活生が一斉に履歴書を出してくるのに対して、ハンコが1mm曲がっているかまで見ていては時間がかかり過ぎてしまいます。
逆に考えて、そんな所に時間をかけすぎている会社はきっと要領の悪い会社であるし、ハンコが1mm曲がっていたから落とすような会社は入った時、細かいことを注意されすぎて嫌になってしまう会社だと思います。
1mm程度曲がったくらいでは、パっと見分かりませんので全てを書き直す必要はありません。ただ明らかに曲がっているもの、ズレているものは履歴書を書き直すようにして下さい。そのハンコ一つで落とされたりしないと思いますが、明らかに曲がっていると、だらしのない人だ、という印象はついてしまいます。
しかし、複数の会社の人事担当者に聞きましたが、どの会社も履歴書のチェック項目がありますが、そこにハンコのズレなどは入っていませんでした。この情報は本当に多くの人から聞くので皆さん騙されないようにして下さい。
就活に関するデマ3:説明会の際、どんなに暑くてもワイシャツの第1ボタンを外したりジャケットを脱いではダメ
次は「説明会の際、どんなに暑くても第1ボタンを外してはダメ、ジャケットを脱いではダメ」こんなデマ情報も回ってきました。
これは就活を始めればすぐに気が付くと思いますが、どんなに暑くてもガマンしなければいけないなんてことはありません。
説明会の時、優しい企業であれば「ワイシャツの第1ボタン開けてもいいですよ、ジャケットも遠慮なく脱いで下さい」なんて言ってくれます。
これは日本自体がクールビズを推奨しているということありますが、基本どんな企業でもこのような言葉を言ってくれます。
言われなかった企業でもジャケットを脱いでいる人はたくさんいましたし、ジャケットを脱いだ人を責めるような担当者はいません。
ただこれもまた注意してほしい事があるのですが、ボタンを開けるのは第1ボタンまでというのがクールビズのマナーになっています。いくら開けていいと言われたからと言ってワイシャツの第2ボタンまで開けていると「だらしがない」という印象がついてしまいますので注意しましょう。
後は、クールビズがOKとされるのは説明会に限ります。面接の時も暑いからと言ってジャケットを脱がれてしまっては、マナーがなってないと言われ落とされてしまうかもしれません。
あくまでも長い説明会だから許されること。面接は一般に20~40分くらいで終わりますのでそのくらいはガマンするようにしましょう。
就活中の情報戦でデマに流されないために
就活中の情報戦では、ちょっとした情報に過敏になりがちです。だからこそ、よーく考えてみるとおかしいなと思うことでも簡単に信じてしまいます。
正しい情報を見極め、デマ情報に流されないためにも、まず、ひとつの情報を信じるのではなく色々な情報を見ることにしましょう。
すぐにこの人の意見は正しいと思うのではなく、複数の情報を見て、この情報は嘘なのか、それとも本当なのか理解するようにして下さい。
なかなか今の時代難しい情報処理ですが、間違った情報を信じて変なところに時間を使わないように一度冷静になって考えてみて下さいね。
(chaaamy)