就活中、先輩の話や体験談などをよく聞いていたのですがすごく不思議に思うことがありました。それは、人は2パターンいるんだなという事です。
1つのパターンは一生懸命頑張って何社も何社も受けているのに志望する業界に受からないタイプで、もう一つのパターンはほとんど企業を受けていないのに志望する業界に入れてしまうタイプです。
私の先輩は全然就活をやっているように見えなくて、普通に遊んでいたり、アルバイトをしていたので「この人大丈夫なのかなあ」と思っていたんですが、いつの間にか入りたい企業の内定を貰っていました。
連絡が来た時は本当にびっくりして「コネなのかな?」と思ったりもしたんですが、コネではなく普通に面接を受けて受かったらしいです。
先輩に話を聞いてみると受けた企業は4社だけ。そのうちの一つが第一志望でそこから内定をもらえたため、ほとんど就活することなく終わったそうです。周りの人は一生懸命企業を受けているのにどうしてほとんど就活をしていない人が志望する企業に入れたのか。それは頭がいいからとか、すごい資格を持っているからという理由ではありません。
楽に就活を終える人は、よく言えば要領よく、悪く言えばズル賢く就活を行っていたからです。そこで今日は『ずる賢く就活を行い、楽に内定をもらう方法』というタイトルで楽に就活を進められる方法を教えていきたいと思います。こんなこと就活サイトや就活マニュアル本では教えてくれないので必見ですよ!
企業の担当者と話す時、説明会で聞いた情報をそのまま使う
ズル賢く就活を行う方法その1は「説明会で聞いた情報をそのまま使うこと」です。
私は簡単に内定をもらった先輩の話をたくさん聞いていたのですが、特に人に教えられるようなことはしていないと言っていました。
しかし、話を聞いている時に見えてきたのが本当に効率よく就活を行っていたんだなということです。まず、先輩が使っていた技は、説明会に行って聞いてきた情報を他の企業で話すということです。
ほとんどの人、だいたい受ける業界は絞っていくので、説明会で志望する業界のことを話してくれます。意外と話す内容は業界についてが多く、会社についてはそんなに触れない企業もあるくらいです。
そこで聞いた業界の話をメモして、今度他の企業でそっくりそのまま使います。例えば、説明会の際の質問だったら「今○○業界は○○な課題があると思うんですがそれについてはどうお考えですか?」面接だったら「○○業界の現状は~ですが私は…」など他で聞いてきたことを加えて話すと、この人は知識がある!と思ってもらえます。
これは実際私もやってみたのですが、とても好評価でした。電子書籍の会社を5社くらい受けたのですが、ある所で「うちは今、海外などで流失してしまっている海賊版の対応に力を入れています」と説明会の際に言っていたので、別の電子書籍の会社説明会を受けた時に質問したんです。
「現在海賊版の流失は深刻な問題になっていると思うのですが、その対応としてどのようなことを行っていますか?」この質問をしたら、回答してくれる人事の人が「よく調べていますね」と言ってくれました。
実際は全く調べていないので、聞いてきた情報をそのまま使っただけで印象がよくなり、これはズルいことをしているなあと自分でも思いました。
面接で話す時も、他の人のアイデアをパクる事が重要
ずるい!と思いますが意外とこれ良かったりします。面接の言葉ってほとんど同じになってしまうことがあるんですよね。
志望理由も業界が似ていれば同じになってしまうし、今までやってきたことも話す企業はどの企業も同じ。別にそれでもいいのですが、あまり響かない言葉を言っていると面接の通過率が悪くなってしまいます。
なのでその時は集団面接などでいいことを言ってる人の言葉を覚えておいて別の面接でそれを使います。もちろんここでは丸パクリせずに、いいところだけピックアップして後は自分の考えに繋げていけばいいのです。
私の場合、この人すごい良い事言ってる!と思った人の言葉を覚えて、その部分だけを使い、自分の言葉に置き換えて面接で伝えました。1から自分で考えるよりも良い言葉が出来て簡単でした。
ただここでは注意してほしい事もあります。それは人の意見をもらう時「その人の感情までもらってはダメだということ」です。僕は~に感じました。私は~に魅力を感じます。などの部分までもらってしまうと、のちのち面接を受けてきた時に、「あの時はこう言っていたのに、今はこの意見じゃ少し矛盾がある」と判断されてしまいます。
なのでどう思ったかなどの感情の部分は自分の意見を使い、もらうなら切り出し方や事実などのことにしましょう。
企業をたくさん受けすぎない
これは考え方の問題ですが、「たくさん受けすぎないこと」も大切なポイントです。
なぜなら、たくさん受けすぎると疲れてしまい、就活が嫌になってしまうから。嫌になるとそれが顔に出てしまったり、いい文章を書くことが出来なくなってしまいます。
確かに、私はたくさん受けてしまったタイプだったので分かるんですが、初めの方は1次2次と簡単に受かるのですが、後半は全然受からないんです。これはなぜか。恐らく色んな企業を受けすぎて疲れてしまっているからです。
私は週に5回くらいは面接、テスト、説明会など受けていましたからずっとそれを続けていると精神的にも体力的にもダメになってしまいます。その時に、適度に就活を行っている人に抜かれてしまうのです。
だからその先輩は週に1回しか就活の予定を入れなかったみたいですよ。週1回だと疲れたなんて思わないし逆に、今までしてなかったことをやれるワクワク感があったそうです。
就活が終わった後も「もう少しやりたかった」なんて言ってましたし、今の私にはとてもそんなことは言えません。ここでズル賢いのはやっぱり要領ですよね。就活って数打てば当たるわけじゃないんです、本当に。
ただがむしゃらに企業を受けていてもその努力は無駄になるだけ。まず本当に受けたい企業を絞っていく方が賢い選択だと思います。
まとめ
就活って意外と不思議なもので、努力すればした分効果が出るものじゃありません。もちろん努力の結果実ったこと、というのもありますがなかなか努力=結果と結びつかないことがあります。
私はそれが本当に嫌で人生の中で一番嫌いなのが受験勉強とかではなく就活でした。受験勉強は自分が勉強すればするほど伸びるのに、就活はどんなに頑張っても伸びていくように見えなくて何度も挫折しそうになりました。
その時、自分の体験や色んな人を見てきて思ったのが意外と就活を気楽に考えている人の方が内定をもらっているな、なんてことです。
一生懸命にやってしまう人こそ、さっき言った「企業をたくさん受けすぎて疲れてしまう」という罠にハマってしまうんでしょうね。
ただ、誤解があるとよくないので言っておきますが、気楽に就活を進めている人というのは自分の将来をしっかり考えていてやりたい事がある人のことです。何も考えずただ適当に就活しようと思っている人のことを気楽な人というのではなくしっかり、先のことを考えつつもガツガツしない人が内定を取っていっているように思えます。
なので皆さんも「これから就活だ、自分の人生が決まるんだ」なんて考えたりせずに「楽しみながらやっていこう」という気持ちを大切にして進めていって下さいね。
(chaaamy)