こんにちは。今回はまた就活でのお話をしていきたいと思います。
まず、これは私のお話なんですが、現在、就活を終えて10月から今度は3年生に就活のことについて教える側へと変わりました。
今まで私は学校の就活講座で先生や、先輩などから教わっていて、それを就活で発揮していく、というスタイルだったのですが、4年生になり就活が終わった今、今度は自分が大学3年生に教える立場になりました。
その講座の第1回目がこの間あり、今の3年生がどんな事に悩んでいるのか、どんなことが出来ていなかったのか、が明らかになったのでその時の様子や、解決法などを書いていきたいと思います。
私目線、だけでなくこれから就活をする後輩の意見も含めているので、今見ている皆さんの立場に近く、役立つ情報になると思います。
面接準備前の超基本!自己紹介を極めよう!
もし、あなたが突然「自己紹介をして下さい」と言われたら何を話して、どんなことを初めて会った人に伝えますか?
私の後輩の3年生の自己紹介を見た時、みんなどんなことを話すんだろうと、とても楽しみにして聞いていたのですが、結果は全然ダメダメでした。
自己紹介だけで内定がもらえるか、もらえないか決まるのだったら確実に全員もらえません。
それはなぜか…。
時間が決まっていないのにも関わらず、みんな1分も自己紹介をしていないからです。
ストップウオッチで図っていたのですが、3年生にしてもらった自己紹介の平均は42秒。自由にやっていいと言われていて、色んなアピール出来るのにほとんどの人が自分という人間を伝えずに終わってしまっているのです。
その時の3年生が伝えようとした情報は大体「自分の大学」「所属学科」「所属ゼミ」「所属サークル」だけです。
それだけを伝えてよろしくお願いします、で終わっていたので周りの人は興味を持てません。
考えてみて下さい。あなたがこんな自己紹介をされた時、その人に興味がもてますか?
自己紹介というのは短く自分はどんな人間でどんなことを考えているのか伝えるものです。
あなたのことを何も知らない面接官にまず、自分はどんな人間でどんなことをしてきたのかを伝えて話しやすくするのです。言ってしまえばコミュニケーションを取る時の大切な一歩、話す時に最も大切な動作なのです。
そのため、自分を知ってもらうには所属大学、ゼミ、サークルの他にそこで何をしていたのかや、自分はどんなことに興味があってどんなことをしているのかを伝えなくては人物像が見えてきません。
みんな簡単すぎる自己紹介をしている中、一人だけとてもよく出来ていたと褒められている人がいたのですが、その人の自己紹介は自分の趣味を話し、趣味についてどんなことが好きであるのかを熱意を持って話している人でした。
その人が話したのは1分間という短い時間でしたが、それでもこの人はこんなことに興味があるのかと、他の生徒よりも人物像がはっきりみえて来ました。
自分のことを知らない人に情報を教えるというのはこういうことです。
大学名、所属ゼミ、サークルを淡々と話すだけでは全く人間性が伝わってきません。なのでまずはどういう風に話せば一番、自分という人間をアピールできるのか考えてみて下さい。
当然ですが、満足に自己紹介が出来ない就活生が、面接を通過できるわけがありません。
面接室に入る前のマナーなどの細かな点を気にする前に、まず100%満足できる自己紹介ができるようになりましょう。
学生時代に頑張ったことを面接官に説明できるよう準備しよう
就活前の多くの3年生は「どんな努力をして、どんな結果を得たのか」を書くことができません。
全然文章がダメだった人もうまく書けている人も、自分がしてきたことだけをアピールしますが、努力の内容と結果を書いていないために内容が薄くなりがちです。
しかし、面接官がここで知りたいのは「何をしてきたのか」ではなく、「何をしてどんな事を学んできたのか」のどんな事を学んだのかの方です。
これは仕事をする際に、この人はどうやって成長出来るのか、失敗した時それをそのままにしない力があるのかを話の流れで理解して人間性を判断します。
なので、してきたことをただ話す事実報告では面接官の人は「ふぅん、こんなことしてきたんだね」で終わってしまいます。
大学生の多くは、ゼミ長や、サークル長、バイトリーダーなど話に使える経験が1つはあると思いますが、ただそれをアピールするだけでは全く面接官に響きません。
せっかくのいい経験をしたんですから、自分がなんでこれのリーダーを務められたのか、その中で何を頑張り、どんなことに失敗したのか、そこから何を学んだのかをしっかり書いて内容を濃いものにしていきましょう。
逆にこれだけしっかり書けていれば、すごい経験がなくても一つ分周りより抜けた言葉が言えるようになるのです。
面接の練習では、前を見て話すことを意識しよう
就活前のほとんどの大学3年生は「前をみて発表すること」が出来ません。
実際に私が後輩にレクチャーした際、3年生の半分以上が自分の作ってきた紙をみて下を見ながら話してしまうという結果でした。
その問題を指摘してみると声をそろえて言われたのが「自分の回答に自信がなくどうしても紙をみてしまう」や「たくさんの人が見てると思うと緊張してしまう」ということでした。
実はこれ、私も1年前はこういう状態で、先輩には「ずっと紙を見ていて表情からも伝わってこない」と言われました。
目をみて話すことが出来れば「この人緊張しているんだな」と表情から伝えることも出来ます。しかし、こちらを見ていない人はこの人が今どんなことを思っているかすらも伝わって来ませんし、ただ紙を読み上げているだけに聞こえてしまいます。
なので、とりあえず顔をあげるようにして、分からなくたら下の紙を少し見て、また前を向くようにしましょう。
これ、急にやると恥ずかしくてうまく前を向けませんが、みんなの前で発表することになれている人はすんなり前を見ながら話すことが出来きますから、今のうちから誰かの前で自分の意見を話すことに慣れておきましょう。
私も最初は全く前を見ることが出来ませんでしたが、何度もやってみることで前を見て話すことが出来るようになりました。まだまだ就活が始まらない人は、発表する機会に積極的にチャレンジしてみて下さい。
まとめ
就職活動は、他の大学生との競争であることは否めません。誰かが内定を貰えれば、他の誰かが内定をもらえない事になります。
多くの就活生は、就活が進むにつれて面接のスキルも向上させていきますが、あなたも他の就活生と同じ上昇レベルだと、企業から内定をもらう確率がそれだけ減ることになります。
今回紹介した3例は、どれも面接における基本的なことですが、就活終盤の大学生でも意外とできていなかったりします。事前にしっかり準備することで、確実に面接スキルは向上しますし、それだけ他の就活生との差になりますので、ぜひ取り組んで見て下さいね。
(chaaamy)