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大学生から人気があるアルバイトの1つがイベントスタッフです。

イベントスタッフと言うと少し曖昧ですが、よくあるお仕事してはコンサート会場等でのお仕事です。お客さんの誘導や資材の搬入などを行います。

人気歌手のパフォーマンスをタダで見られるというイメージがあるからか、イベントスタッフは大学生からも人気があるアルバイトの1つとなっています。

今回はこのイベントスタッフのアルバイトについて解説していきます。

イベントスタッフの仕事内容

イベントスタッフと一口に言っても、仕事内容はいくつかあります。

誘導の仕事とは?

お客さんの誘導をする仕事です。会場近くの道路や最寄りの駅に配置され、拡声器などを使ってお客さんをコンサートに誘導します。会場内で案内係をすることもあります。

誘導の仕事は、雨の日や真夏の昼間などは結構きついお仕事です。イベントスタッフと言うと、この誘導係をイメージしている人が多いかもしれませんね。

設営・搬入の仕事

会場の設営や設営に必要な資材の搬入を行います。楽な時ときつい時の差が激しい仕事です。

楽な時は資材も軽い物が多いのでそこまで負担はありませんが、重い資材を運ぶ場合はかなりの重労働なので覚悟が必要です。

特に夏にスタジアムなどで行われる、野外コンサートの設営イベントは大変です。鉄パイプをバイトの人海戦術で運んで足場を設営していくので、設営イベントが初めての人は、重労働と炎天下での体力消耗で倒れる人もいました。

また、搬入を管理している担当者や現場の人の柄が悪い時もあります。そういう人達の機嫌が悪いときは怒鳴られることもあるので、なかなか大変な仕事といえます。

警備

警備は観客席から舞台に上がろうとするお客さんを止めるなどする係です。

コンサート会場では興奮のあまり突飛な行動に出てしまう人もいるので、警備の仕事は非常に重要です。特に何も無いときだと比較的楽な仕事といえます。

警備する場所によってはコンサートを見ることができますが、もちろん舞台にばかり目を向けている余裕はありません。

グッズ販売

コンサート会場などにある売店でグッズを販売するお仕事です。限定商品などを扱うことも多く、熱心なファンが大量に購入することもあるので結構忙しいです。

特にジャニーズとかアイドルのグッズ販売の忙しさは、駅の売店のオバちゃん並みの要領の良さを求められます。

コンサート会場の場合は人気歌手のグッズがよく売れるので、比較的忙しいお仕事になっています。

チケット受付

会場入り口で受付とチケットの確認を行うお仕事です。

もぎりと呼ばれる仕事ですが、その名の通りチケットの確認をして、点線部分をもぎる仕事です。

歌を聴く余裕はない

イベントスタッフ、特にコンサート会場で仕事をする場合、無料で歌手のパフォーマンスや歌が楽しめると思っている人も多いですが、実際はなかなかそんな余裕はありません。

仕事が忙しく、あっちこっち走り回ることも珍しくないので、パフォーマンスをゆっくり見れるなんてことはほとんどありません。

また、仕事中にパフォーマンスに集中していることが現場の責任者にバレるとかなり怒られます。

社員や責任者の人がしっかり仕事をしているかチェックしていることもあるため、仕事をさぼってパフォーマンスを見ているとかなりの確率でバレます。

そのため、イベントスタッフは仕事をしながら好きな歌手のパフォーマンスを楽しめるというのは大きな誤解なのです。

また、必ずしも配属先がコンサート会場の中とは限りません。チケット受付や誘導の人は遠くから聞こえてくる歌声しか聴くことができません。

つまり、仕事をしながらコンサートを楽しめると期待してイベントスタッフに応募すると痛い目を見るので注意しましょう。

職場の雰囲気は?

イベントスタッフは大学生から人気があるアルバイトということもあって、スタッフも大学生であることが多いです。

そのため、大学生同士仲良くなりやすいといえます。ただ、イベントスタッフは基本的に1日で仕事が終わるので、特に絡みもなく終了となることも多いようです。

中には友達同士で一緒に応募してくる学生もいるので、もし1人で参加するのが不安であれば友達と一緒に応募してみるのもいいかもしれません。

仕事全体の雰囲気ですが、これは派遣される仕事先によってだいぶ異なります。イベントスタッフを統括している責任者の性格が悪いと怒鳴られながら仕事をすることになります。

また、おじさんにコキ使われることもあるようです。特に、設営の作業は気の荒い職人さんが多い傾向にあります。いずれにせよ、雰囲気はあまり良くないことが多いようですね。

イベントスタッフに限らず、現場系のアルバイトは責任者が少し怖いことが多いので、こればかりは仕方ありません。ただ学生も多いので、現場責任者に恵まれれば、それなりに楽しい雰囲気になります。

イベントスタッフの時給は?

イベントスタッフの時給は1000円程度が一般的です。他のアルバイトと比較すると高いほうですが、派遣としては決して高くはありません。

ただ、会場までの交通費や昼食のお弁当が支給されることも多いので、トータルで考えると待遇は中々良いといえるでしょう。

勤務時間としては8時間から12時間くらいが一般的で、1日中拘束されます。

そのため、1度勤務するとまとまった収入になりやすいので短期でガッツリ稼ぎたいという人には向いている働き方といえそうです。

イベントの内容はコンサートだけではない

イベントスタッフといえばコンサート会場での仕事をイメージする人が多いですが、コンサート以外にも様々なイベントがあります。

代表的なのはスポーツイベントです。サッカーや野球の試合がその典型的な例です。他にも野外フェスティバルやお祭りなどのイベントもあります。

そのため、イベントスタッフに応募したからといって必ずコンサート会場で仕事ができるわけではないので注意しましょう。

イベントスタッフの応募方法

イベントスタッフの応募方法には大きく2種類あります。

派遣会社に登録する 最も多いのがイベントを専門とする派遣会社に登録することです。

基本的にイベントスタッフとして働きたい場合はイベント専門の派遣会社に登録することになります。説明会に行き、派遣会社に登録すれば定期的にお仕事が紹介されますので、自分の都合のいい日に仕事に入ることができます。

イベント会場に申し込む イベントが頻繁に開催される会場では、会場がイベントスタッフを直接募集しているケースがあります。

会場に直接申し込んだ場合は、基本的にはその会場でずっと仕事をすることになります。

派遣会社に登録した場合は派遣先がその都度変わりますが、イベント会場に直接応募した場合は基本的にその会場専属で働くことになります。

イベントスタッフは、可もなく不可もなくのアルバイト

イベントスタッフに過度の期待は禁物ですが、全くオススメできないアルバイトという訳ではありません。

待遇は悪くないですし、大学生も多いので友達も比較的できやすい環境です。コンサートやスポーツイベントでのアルバイトという変わった体験もできるのでオススメです。

ただ、仕事自体はきついこともありますし、現場責任者によっては雰囲気が「ヤバイ」こともあります。

そのあたりを事前にしっかりと理解しつつ、イベントスタッフのアルバイトに応募することが大切です。興味があれば一度応募してみてはいかかでしょうか。

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