21

基本的にアルバイトは1つだけという大学生が多いですが、中には2つ以上のアルバイトをかけもちしている大学生もいます。

アルバイトをかけもちする理由は人によって様々ですが、果たして大学生でアルバイトをかけもちするのはアリなのでしょうか、ナシなのでしょうか。

今回は大学生のアルバイトのかけもち事情について解説していきます。

大学生がアルバイトをかけもちする理由

まず、なぜ多くの大学生がアルバイトをかけもちするのでしょうか。バイトをかけもちする理由はいくつかあるようです。

単純にお金を稼ぐため

最も多い理由としては、やはりバイトの時間を増やしてもっとたくさんお金を稼きたいからです。

基本的に、1つのアルバイトでは入れるシフトにも限度があります。1度の拘束時間が長く、一週間に何度も入れるバイトならかけもちする必要はないのですが、たとえば居酒屋や塾講師、家庭教師などのアルバイトは1度にあまり長く働くことができません。

そのため、バイト1つだけだと稼げる金額にも限界があります。

ではどうするのかというと、空いている時間で他のアルバイトをするということになります。アルバイトで稼げる金額は時給×労働時間です。どうせ空いている時間は暇だから、バイトをしてお金を稼ごうという人はかけもちをする傾向にあるようです。

私の友人の大学生には5つ以上のバイトをかけもちするという猛者もいますが、かなりの確率で留年と言われています。そうなっては稼いだお金も追加の授業料で消えてしまうためバイトのやり過ぎはオススメはしません。

転職活動のため

いまのバイト先に不満があり、別のバイトを始めるというケースもかなり多いです。

すぐにバイトを辞めてしまうとその間の収入が無くなってしまうため、先に別のアルバイトを始めてある程度軌道に乗ったら今のバイト先を辞めるのが常套手段です。

この方法だと万が一新しく始めたバイトが自分に合わなくても今のバイト先にとどまることができます。

このケースの場合、現在はかけもちですがいずれは現在のバイトを辞めるというケースが大半であるため、最終的にはかけもちではなくなります。

新しいこと好き・飽き性

まれなケースですが、好奇心旺盛で新しいことを始めるのが好きであったり、あるいはすぐになんでも飽きてしまう飽き性の人もかけもちをすることがあります。

好奇心旺盛な人は興味が持ったバイトにどんどんチャレンジしていくので、かけもちするバイトの数も3つや4つになることもあります。

ただ、「好奇心は猫を殺す」という言葉があるように、かけもちするバイトの数が増えすぎると文字通り大学の単位的にも体力的にも死んでしまいます。

飽き性の人はかけもちしますが、そもそもバイト自体長く続かないので1つ新しいバイトを始めると、前のバイトから自然淘汰されます。

いってしまえば幽霊バイトみたいなものですが、かけもちしすぎて死んでしまうというケースに陥る可能性が低いのである意味健全だといえます。

かけもちのメリット

ここではかけもちのメリットについてご紹介していきます。

お金が稼げる

かけもちの最大のメリットは時間を有効活用してお金をよりたくさん稼げるということです。

体育会系の部活に所属したり、よほど忙しいボランティアサークルにでも参加しない限り、大学生にはとにかく時間があります。その有り余る時間をお金に変えるというのは悪い発想ではありません。

1つのバイトだけでは時間が余ってしまうという人は2つ目のバイトをすることでより時間を有効活用することができます。稼いだお金で旅行をしてもよし、欲しい物を買ってもよしです。

何か目標があってその目標を達成するためにお金がいるという人もかけもちでお金を稼ぎましょう。

出会いが増える

かけもちするということはバイト先が増える訳ですから、単純に人との出会いが増えます。大学生が多いバイト先ならそれだけ友人も増えますし、もしかすると恋人ができるかもしれません。

仮に1つ目のバイト先でハズレを引いてしまったとしても、2つ目でアタリを引けばイーブンです。

出会う人の数や恋人ができる確率はバイト先が増えるほど高くなるので、お金を稼ぐついでに友達も増やすことができます。

かけもちのデメリット

ここではかけもちのデメリットについてご紹介します。

肉体的・精神的な負担が重い

かけもちするということは当然バイトの数や労働時間も増えるため、肉体的・精神的な負担が重くなります。

特に、バイトのシフトが同じ日になると正直かなりしんどいです。私もかけもちをしていたころ、1つ目のバイトが終わった後に直接2つ目のバイト先に行く時は本当にしんどかったです。死んだ魚の目をしつつ、次のバイト先に向かうことになります。

肉体的にもつらいですが、1つ目のバイトをこなしている時にまたこの後別のバイトがあると思うとテンションが大幅にダウンします。

この精神的ダメージもかなりのものなので、できるならバイトのシフトは別の日にすることをオススメします。

シフト調整が面倒

シフトの提出期限はバイト先によって異なります。するとどうなるかというと、うっかりシフトが被ってしまったという事態に陥ることがあるのです。

こうなるとシフトの調整がかなり面倒になります。私もうっかりシフトが被ってしまったことが何度かあり、そのたびに代わりを探さねばなりませんでした。

そのため、シフトの提出については細心の注意を払う必要があります。

大学が疎かになりやすい

かけもちをすると肉体的・精神的負担が大きいうえに、日常に占めるバイトの時間がどうしても長くなります。

すると、大学をさぼってしまったりすることにつながり、単位も落としやすくなるのです。これが更にひどくなると留年につながり、最終的には中退となります。

せっかくバイトで稼いだお金も留年して追加の授業料がかかってしまえば何の意味もありません。中退ともなると本当に悲惨です。

大学が疎かになりやすいというのは、かけもちの最も大きなデメリットといえるでしょう。

かけもちはアリ・ナシ?

では、かけもちはアリかナシか?私としては、かけもちはオススメしません。私の経験からもかけもちは負担が大きいですし、かけもちのしすぎで人生を棒に振ってしまった友人もいるからです。

よくあることなのですが、バイトをかけもちしすぎて大学に全く来なくなり、最終的には大学を中退してフリーターになってしまうという学生がちらほらいます。

大学を中退してしまうと就職も難しくなりますし、人生の選択肢の幅も狭まってしまいます。お金を稼ぐためにかけもちしたのに、気づけば高卒フリーターになっていたなんて全然笑えないですよね。

でも、本当にこうしたケースは多いのです。私の周りにも2人ほどいます。こうなると後に残るのは本当に悲惨な人生なので、かけもちをするにしても無理のない範囲で行うのが絶対条件です。

学生の本分は勉強でありバイトではありません。そこのところをよく覚えておきましょう。

バイトル[学生歓迎]のアルバイト情報を検索