ブライダルのアルバイトと聞くと、なんだかとても楽しそうですよね。結婚式でのアルバイトなので、一度経験してみたいという女子大生の方も多いのではないでしょうか。
では、ブライダルのアルバイトとは一体どのようなものなのでしょうか。
私も1年ほどブライダルのアルバイトをしたことがあるので、今回は私の実体験にもとづき大学生のブライダルのアルバイトについて解説していきます。
ブライダルアルバイトの仕事内容
ブライダルのお仕事といえば聞こえはいいですが、ほとんどの人は結婚式場の配膳係となります。
配膳係とは要するにウェイターやウェイトレスのことです。ブライダルの仕事とは、つまり結婚式場での配膳なのです。
配膳とは、結婚式の招待客に料理を出したり、ドリンクを運んだりする仕事です。ブライダルと言えば聞こえはいいですが、実際はただのウェイターやウェイトレスなのでかなり重労働です。
では、仕事内容について詳しくみていきましょう。
ブライダル会場の設営・清掃
仕事内容としては料理やドリンクの配膳及び会場の清掃や設営です。
この会場の設営や清掃も非常に大変です。次の開場予定まで時間が短いことが多いので、大急ぎで開場を設営します。
重いテーブルを頑張って運び、イスを並べていきます。正直、男性でもかなりしんどいので女性だと相当しんどいと思います。これを急ピッチでやるので肉体的疲労はかなりのものです。
時間が無いため会場では怒号が飛び交います。新人であっても容赦なく怒鳴られます。そのため、これに耐えられずに1日で辞めてしまう人も多かったです。
会場の設営と清掃が終わればグラスなどを磨きます。とにかく慌ただしいです。
料理やドリンクの配膳
配膳も非常に大変です。結婚式場での仕事はミスが許されません。お客さんにドリンクや料理をぶちまけると全てが終わってしまいます。
そのため、精神的な負担もかなりのものになります。結婚式の料理はフランス料理などのコース料理が多いのですが、その料理名を覚え、お客さんに説明できなくてはなりません。
また、熱いスープが入ったドデカイ容器を器用に片手に持ち、もう片方の手に持ったこれまたドデカイスプーンでスープをお客さんのお皿に取り分けていきます。これが非常に難しく、私はこれが出来なかったため辞めました。
また、お客さんにドリンクをぶちまけてしまい、いつのまにか蒸発してしまったスタッフも多かったです。
もちろん、お客さんが食べ終わればお皿を下げて専用の洗い場まで運ばなくてはなりません。配膳の仕事は肉体的に精神的にも非常にきついものでした。
職場の雰囲気は?
結婚式場のアルバイトというと、和やかな雰囲気をイメージするかもしれませんがそんなことは全くありません。
雰囲気を一言でいうなら、「ヤバイ」です。常に怒号が飛び交い、ちょっとでもミスしようなら容赦なく詰められます。
ホテルなどの結婚式場では、各大部屋に担当の黒服がいるのですが、この黒服の性格悪い率は半端無く高いです。常に誰かを怒鳴っています。
また、アルバイト歴が長い人もその影響を受けてかすごく怖い人が多いです。容赦なくキレられます。
私のアルバイト先だけではなく、多くのホテルでのブライダルのアルバイトはこんな感じらしいです。理由は全くわかりませんが、雰囲気はとにかく凶悪です。
この雰囲気に耐えられない人が多いため、とにかく新人がすぐに辞めます。
新人はすぐに辞めますが、ブライダルに良いイメージを持っている次の犠牲者が次々とやってくるので、黒服を頂点にして、少数の古参アルバイト、そし大多数の新人という構造が出来上がっています。
ミスをすると容赦なく怒鳴られ、物を投げつけられることもあります。このような職場で長くバイトすると、性格が悪くなってしまうのではないかと心配になるくらいです。
私の経験上、古参のアルバイトも性格が悪かったので、やはり雰囲気は人の性格に影響するようですね。こんな環境なので友達もなかなかできませんでした。
中には良い性格の人もいますが、出会いや友達作りはあまり期待しない方がよいでしょう。
ブライダルアルバイトの待遇
待遇は比較的よかったです。時給も普通のバイトよりは高めに設定されています。
これは、ブライダルの仕事が基本的に派遣になるからです。専門の派遣会社があり、そこを経由してブライダルのアルバイトをすることになります。
派遣は普通のバイトに比べて給料が高く設定されていることが多いので、ブライダルのアルバイトの時給も比較的高いのです。
ただし、派遣はアルバイトと違うので『プロ』としての仕事が要求されます。建前上は派遣会社から派遣されるスタッフは「一人前であるから派遣されて来ている」と考えられるわけです。
そのため、初日から一人前として働くことを求められるので、アルバイトに慣れた大学生がいきなり『派遣』として働くのは辛いものがあります。
また、私の場合は交通費が一律支給されました。そのため、近所に住んでいる人なら交通費分更に給与が加算されるのでお得です。
その他に、食費補助も出たのが嬉しかったですね。食事休憩は各自ズラしてとることになるので、1人で寂しく食べるというのも日常茶飯事です。場所によっては賄い飯が出るところもあります。
昇給ですが、ランクがあがると昇給するシステムとなっています。ランクとは、出来る仕事のレベルで変わってきます。コース料理を提供できるようになったらランクがあがったり、更に他の仕事もこなせるようになればランクがあがります。
一番上のランクまで上げると時給2000円近くになるので、お金がどうしても必要でつらい環境でもめげずに頑張れるという人には向いているかもしれません。
ブライダル(配膳)はオススメはしないバイト
私個人の実体験から、ブライダルのアルバイトはオススメしません。本当にきついです。
仕事内容もハードで、人間関係もハードです。雰囲気も凶悪で、めちゃくちゃ怖いです。いつ怒られるかビクビクしながらアルバイトすることになります。
そのため、このアルバイト自体まったく好きになれません。するとどうなるかというと、結婚式が徐々に嫌いになってくるのです。
一日何度も結婚式を見ていると、もういいやという気になってきます。結婚式はとても素晴らしいイベントなので、そんな結婚式をアルバイトのせいで嫌いになるなんてもったいないですよね。
特に女性は結婚式に特別な感情を抱いていることも多いかと思うので、アルバイトのせいで結婚式を嫌いになってほしくありません。
あとは単純に仕事がきついです。私もブライダルのアルバイトがある日は本当に気が重かったです。
こんなに行きたくないと思ったアルバイトは生まれて初めてです。肉体的にものすごく大変なのに加えて、精神的にも相当な負担がかかります。ミスはできないですし、いつ怒られるかビクビクしながら仕事をするので神経がすり減ります。
これが大学生のブライダルのアルバイトの実態です。
全てがこうだとは限りませんが、他のブライダルのアルバイトを経験した友達の多くも似たような状態なので、そのような傾向があると覚悟の上で求人に応募することをおすすめします。
そのため、個人的にはブライダルのアルバイトは全くオススメできないアルバイトの1つとなっています。
本当その通り。
100人の経験者に聞いたら、100人が同じこと感じてると思います。
まぁ余裕でしょうと思って人生初の仕事にしました。
お酒を飲まないので、お酒の名前全部覚えたり何のグラスかを覚えるのも大変ですし、基本2回同じ事聞くと怒られます。
基本皿などは左手二つ以上右手一つで乗せるのですが普段左手使わないのでかなり疲れます。
革靴で長時間立っているので足も痛くなります。
まじキツイです
時給が少し良い事以外本当良い事はないです。
自分は初のバイトでこのブライダルを選びましたが本当にしんどかったです
土日祝日の出勤が多いですが、1日8時間以上休憩なしで働かされる事なんでザラにあります(こんなのでは肉体的に持ちません)
それに人間関係も基本的に劣悪であると言うオマケまでついてきます、基本的に披露宴中はピリピリしており、ミスをしようものなら裏で怒られたり嫌味を言われたりします(こんな事では精神的にも持ちません)
よほど結婚式や披露宴などの仕事に憧れる人でない限りはこのバイトはオススメしません(マジで)