大学生が一人暮らしすると気になるのが食費です。実家の時は勝手に料理が出てきたので食費はあまり気になりませんでしたが、一人暮らしを経験すると嫌でも食費を気にするようになります。
では、一人暮らしの大学生の食費事情はどのようになっているのでしょうか?今回は大学生の食費事情について解説していきます。
もくじ
一人暮らしの大学生の平均的な食費
まず、一人暮らしの大学生の平均的な食費とはどれくらいなのでしょうか?
平均的な大学生の食費は2万2000円ほどとなっています。幅としては2万2000円から2万5000円がボリュームゾーンとなっています。意外に少ないですね。
ちなみにこのデータには飲み会などは入っていません。個人的に1日最低1000円は食費で必要だと思いますが、この計算だと1日700円から800円ほどになります。朝食200円以内だとしても、昼食と夕食それぞれ300円程度しかかかっていない計算になります。
やはり自炊などして節約に取り組んでいるようです。個人的には1日食費の目安は1000円から1200円ほど、1ヶ月3万円から3万6000円はみておいたほうがいいと思います。
食費とエンゲル係数
みなさんはエンゲル係数という言葉を聞いたことがありますか?エンゲル係数とは貧困の度合いを示す指数の1つであり、家計の支出全体に占める食費の割合を表しています。
たとえば食費が月2万円、全体としては月10万円の出費とすれば、エンゲル係数は20%となります。このエンゲル係数は高ければ高いほど生活水準が低いと言われています。
つまり、家計の支出に占める食費の割合が高い(エンゲル係数が高い)ほど貧しいということです。このエンゲル係数は貧困の度合いを示す数値ですが、食費にいくらかけていいか計算する参考にもなります。
日本の家庭の平均的なエンゲル係数は25%です。つまり、支出全体の4分の1を食費に充てていることになります。これを一人暮らしの大学生に当てはめると、月10万円の支出をしているなら食費は2万5000円ほどが妥当という計算になりますね。
大学生の平均的な支出が月9万円ほどなので、一人暮らしの大学生のエンゲル係数と日本の家庭のエンゲル係数はほぼ一致しているといえます。みなさんも自分のエンゲル係数を計算して、食費の参考にしてください。
食費の節約術はどのようなものがある?
大学生の食費は思ったより少ないということがわかりました。
では、みんなどのようにして食費を節約しているのでしょうか?ここでは代表的な一人暮らし大学生の食費節約術について解説していきます。
居酒屋バイトの賄い
一番ポピュラーな方法が居酒屋バイトでの賄いです。店にもよりますが、結構たくさん食べられます。
品数も数品あることが多いので、普段節約してお腹一杯食べられない学生にとっては非常に嬉しい内容です。
私もこの賄い目的で居酒屋バイトをしていましたが、料理長などがかなり厳しかったのですぐに辞めてしまいました。賄いの準備や後片付けも全てバイトが行い、料理長が先に食べてバイトは一番後で食べるような感じでした。
そのため、賄いを食べている時も緊張しっぱなしであまり食事を楽しめませんでした。賄い付きの居酒屋バイトを長く続けるには、やはり店の雰囲気もとても重要になってきます。
スーパーのタイムセールを狙う
主婦の方がよくやっていますが、スーパーのタイムセールの時間を把握してお店に買い物に行くのも有効です。私の友人の1人は近隣スーパー全てのタイムセールの時間帯を熟知しており、タイムセールの時間になると帰宅していきました。
そこまで徹底する必要はないですが、最寄りのスーパーのタイムセールを狙って買い物をするのも立派な節約術といえます。
個人的にはお寿司やお刺身のタイムセールはよく行っていました。お寿司やお刺身は高いことが多いですが、生ものであるためあまり保存がききません。
そのため、閉店間近になるとタイムセールとして半額になることが多いのです。それを狙ってよくスーパーには行きましたが、同じことを考えている人間は非常に多く、閉店間近だと無くなっていることがほとんどです。
タイムセールを狙う場合はタイムセールが始まる前にはスーパーに到着しておくようにしましょう。
鍋パーティーをする
たまに豪華なご飯が食べたいという時にオススメなのが鍋パーティー、通称鍋パの開催です。数人で鍋を囲めば、一人当たりの食費をおさえつつ、豪華な食事を楽しむことができます。
一人当たり500円から700円ほどで食べることができるので、たった2食分で美味しい鍋を食べられるということになります。そのため、一人暮らしの友人を数人誘って定期的に鍋パを開催しましょう。
ただ、お酒には注意する必要があります。鍋パを開催する際はお酒を購入することも多いですが、お酒を買いすぎると食費があがってしまいます。
それでは本末転倒になってしまうため、お酒は1人1本など本数を決めておくようにしましょう。
実家から食品を送ってもらう
実家から食品を送ってもらえばその分の食費はタダになります。実際、実家から食料品を送ってもらっている大学生は非常に多いのです。
よく送られてくるものとしてはお米やインスタントみそ汁があります。他にも缶詰や謎のお菓子なども送られてきます。もし実家の両親が何か送ってくれそうだったら、一度送ってくれと頼んでみましょう。
まとめ
これまで見てきたように、一人暮らしの大学生の食費は予想よりも低いのが現状でした。そして、その安い食費を実現するために居酒屋バイトや鍋パなど、大学生ならではの節約術をいくつか紹介しました。
もし食費を節約したいという方がいれば、どれでもいいので試してみてはいかかでしょうか。